「パパ活」や「交際クラブ」という職業が世間に認知されるようになったのは周知の通りだと思います。


名前の定義付けこそは最近ですが、キャバクラや風俗で働く女性にとっては、昔から「うらっぴき」と呼び、本業(彼女たちにとってはキャバクラや風俗)以外での収入源として、馴染み深い手法の一つに過ぎませんでした。


しかし、現在流行りのパパ活や交際クラブとは、これまでに風俗などの経験がない一般の女性たちが、お小遣い稼ぎ、または生活費を稼ぐためにこれらの行為に準じ、たいていはセックスを商品として、周囲にバレぬように行うものとして、認知されているようです。


不特定多数を相手にすることなく、特定の男性数人のみをターゲットにするため、キャバクラや風俗と比べてより匿名性の高い、新しい形の風俗の一種だと定義づけることが出来ます。


それらのネットワークが既存の風俗業者やAV業界の人間の手によって、万全の体制で轢かれ始め、女性たちが手軽に飛び込めるようになったこともあり、パパ活も交際クラブもそれぞれの業者が次々と誕生しているようです。


もともと出稼ぎ風俗という働き方も、自分の出身地や住まいとは全く関係のない地域で働くことで、周囲バレを気にせずにいられる、匿名性を保てる、という考えのもとに広がりを見せ、一大ブームとなった背景があります。


そのような文脈から、出稼ぎ風俗嬢たちがより匿名性の高い「パパ活」や「交際クラブ」に流れていくのは、不思議なことではありません。


そうして、かつて出稼ぎ風俗嬢だった女性が、パパ活や交際クラブに転職するという流れが、昨年から少しづつ浸透し始めています。


このパパ活や交際クラブにおいては、元風俗嬢という肩書きを捨てて、「OL」「女子大生」「ネイリスト」「アパレル」などの偽の肩書きを得る必要があります。


なぜなら、パパ活や交際クラブの客は、「素人の女性」が担保されていることを前提として、彼女たちを買っているためです。


つまり、風俗で働いていた女性は、好む好まざるを関係なく、「職業ロンダリング」をする必要に迫られ、過去の風俗歴を秘匿し、昼職の女性に成り済ますようになりました。


こうして元風俗嬢の女性たちは、特定の数人の男性客だけからお金を引っ張る、専属風俗嬢へと転身していったのです。


しかし、今年に入り、一部の女性を除いて、多くの女性たちがまた出稼ぎ風俗という働き方に戻っていきました。


その理由は次回の記事でご紹介します。


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パパ活や愛人交際クラブから、出稼ぎ風俗に戻ってきた女性たち
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