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マカオタワー、220メートルのバンジージャンプにいってきた。


エレベーターで61階に上がるまで、恐ろしさ半分、期待半分の、言いようの知れぬ感覚に襲われていた。上昇していくエレベーターのガラス越しにマカオの眺望が覗く。高いところは苦手ではないが、登った分の高さから身を投げ出すことを想像すると、鼓動が跳ね上がった。


上に到着すると、覚悟を決めて予約受付に。朝十一時ということもあり、ほぼ並ばずに飛べるとのこと。


「オー、サムライ!!」というありがちな声がけをしてくるテンション高めなスタッフの指示のもと、死んでも文句を言いませんという念書にサインをして、更衣室へ。


しかし、値段が高い。2015年9月時点で、日本円にして45000円ほど。動画や写真をつけると、さらに13000円ほどかかる。


バンジージャンプは赤いTシャツを着るらしく、着替え終わると、身体を固定するベルトを締め付けられる。このベルトで身の安全が保証された気がして、少しほっとさせられた。


なぜかクラブミュージックが爆音で流れていて、スタッフのほとんどが音に乗りながら、クラブで楽しんでいる雰囲気を醸し出している。


順番待ちは一人だけ。すぐに外に出され、台の上に座らされる。スタッフは全員なぜかミラータイプのサングラスを掛けた、ノリノリの兄ちゃんたちで、野球帽を反対に被り、「ジャパニーズ!? オー、NARUTO!!」と声を上げ、「ワッツミーヘンタイ!?」としつこく聞いてくる。カメラが回っているらしく、あちこちにピースをさせられて、足を固定されると、レディゴー、の合図。


隣のスカイウォークの客が怖々とした目線でこちらを見ている。


両足を固定させられたまま、バンジー台へ。右手には海が覗き、左手にはマカオの街並みが目に入る。


自殺者の心境と、アトラクションに挑む気持ち半分のまま、両手を水平に上げさせられ、


「5.4.3.2.1ゴー!」の合図で軽く背中を押されて飛び出した。

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空中に投げ出さて落下していく最初の一秒は恐怖で悲鳴が漏れ、次の一秒で顔が歪んだ。しかしその後の四秒は爽快感が身体を駆け巡った。


まさに空を飛んでいる気分。


リバウンドして、もう一度手を広げて真っ逆さまに落ちていく。


このときにはドーパミンが脳内で分泌したのか、物凄い快感が背中を這った。


さらにリバウンドしたときに、指示された通り左足のフックを引っ張り、頭が上の体勢に戻った。そのまま、マットが敷いてある地面に降りていく。


着地すると、つい数十秒前の恐怖が何だったのだろうと思うくらい、気持ち良さに変わっていた。


建造物のバンジージャンプでは世界一と言われるマカオタワーで、バンジーにチャレンジした甲斐があった。


飛び終わってから思うのは、予想していたよりも恐ろしさや危険は感じず、バンジージャンプに対する偏見だけが怖さの原因だったことに気づかされた。


マカオに行った際は是非飛んでみて欲しい。爽快感はどんな遊園地のアトラクションをも超えるはずだ。


Twitter→@dekaseginavisk